見る・遊ぶ

「首里劇場」を舞台にした成人映画、同劇場で3日間限定上映

「人妻がうずく夜に 身悶え淫水」が上映される1950年の開館当時の姿を留めている首里劇場

「人妻がうずく夜に 身悶え淫水」が上映される1950年の開館当時の姿を留めている首里劇場

  • 0

  •  

 映画館「首里劇場」(那覇市首里大中町1、TEL 098-887-5123)で1月17日~19日、同館を舞台にした成人映画「人妻がうずく夜に 身悶え淫水」(荒木太郎監督)が限定上映される。同作品は昨年12月31日~1月5日にかけ公開されたが、好評のため再上映が決定した。

[広告]

 2008年製作。ストーリーは、ある日、首里劇場を営む寂しい中年男、仙吉(荒木監督が兼任)の元に、かつての兄貴分、鉄哉(牧村耕次さん)が妻の香(浅井舞香さん)と一緒に転がり込み、しばらくの間、違法の医薬品と妻を預かってほしいと頼み込んで消えてしまう。以来、仙吉と香の奇妙な共同生活が始まる…。

 成人映画では珍しいオール沖縄ロケで、メーン舞台の首里劇場はもちろん、首里金城町の石畳や市場など、沖縄ならではの風景が随所に登場。ほかにも沖縄料理やカチャーシーなど、本土のフィルターを通して見た「異国情緒あふれる沖縄」が捉えられた作品だ。

 舞台となった首里劇場は1950(昭和25)年に演劇と映画の常設館としてオープン。映画が斜陽となった70年代後半ごろから次第に成人映画専門館となったが、現在もフィルムを回し続ける県内最古の現役映画館。

 金城政則館長は「撮影隊は荒木監督とカメラマン、それと女優さんだけの少数精鋭だった。撮影が行われた場所で上映するというのはなかなか無いことなので、機会があればぜひ見てはしい」と話す。

 入場料は800円。成人映画のため、未成年の入場は禁止。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース