オンド・マルトノ沖縄初実演-テルミンと肉声のセッション

沖縄で初実演のオンド・マルトノをフィーチャーしたライブ開催(写真=ポスター)

沖縄で初実演のオンド・マルトノをフィーチャーしたライブ開催(写真=ポスター)

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 電子楽器「オンド・マルトノ」をフィーチャーしたライブセッション「Amazing Waves」が4月11日15日、那覇市・国際通りにある「ムーパラダイス」(那覇市牧志1、TEL 098-862-8867)で行われる。11日には「ライブハウスモッズ」(北谷町)でも上演される。オンド・マルトノの実演は沖縄では初めて。

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 出演は、オンド・マルトノ演奏家として世界的に知られる市橋若菜さん、ピアノの神谷きよみさん、クラシック歌手の田村邦子さん、作曲家でテルミン、シンセサイザー奏者の生方則孝さん。今回のライブでは世界で最も古い電気楽器のテルミンとオンド・マルトノ、肉声、ピアノのセッションとなる。特別ゲストとしてグンデル奏者の亀島良泉さんも出演する。

 ライブを企画した生方さんは「昨年、田村さんのラジオ番組『マジカルミステリーツアー』(エフエム那覇、毎週月曜~金曜、14時~15時)に出演したのがきっかけ」と話している。「田村さんが次回ライブで歌う予定だった曲を偶然テルミンで演奏したことで意気投合し、『ぜひ一緒にセッションをやろう』ということになった」(生方さん)。友人の市橋さんと神谷さんに出演を依頼したところスケジュールが合い今回のライブが実現したという。

 テルミンは1920年にレフ・セルゲイヴィッチ・テルミン(ロシア)が発明。本体に触れることなく空間の手の位置によって音程と音量を調整する。電気を使った楽器としてはもっとも古い。オンド・マルトノは1928年にモリス・マルトノ(フランス)が発明。演奏はキーボード上に張ってあるワイヤーの指輪に指をはめ、キーボードを目安に音程を取る。再生装置のスピーカーボックスの中にドラやシンバルが置かれ、これらの共鳴により複雑な音を発するという。

 「世界的にも珍しい電子楽器オンド・マルトノの沖縄初上陸となる。最古の電子楽器テルミンや肉声、ピアノのコラボレーションによる神秘的な演奏をぜひ聞いてほしい」(生方さん)と話している。

 開演時間は19時30分。「ライブハウスモッズ」は20時開演で、料金はともに前売り=2,500円、当日=2,800円。

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