洋菓子店「デザートラボ　ショコラ」（那覇市金城町4、TEL 098-885-4531）が2月下旬、金城ダム第2駐車場の向かいにオープンした。

　売り場面積は約14坪。チョコレート色と白を基調にした店内からは、大きなガラス窓を通して金城ダム公園の自然が望める。「沖縄らしさ」を演出するため琉球石灰岩をショーケースの奥の壁に使うなど内装にもこだわった。同店パートナーの平野陽子さんは「周りは店も少なく不安もあったが、景色が気に入り開業を決めた」と話している。

　オープンキッチンスタイルの厨房はショーケースの左側にレイアウト。厨房の中央には特注のオーブンを設置した。同店オーナー・パティシエの田島由幸さんは「ショーケースの奥に厨房を作るのが普通だが、菓子を作っているところや焼き上がった菓子がオーブンから出てくるところをぜひ見てほしくてレイアウトを工夫した」と話している。

　メニューは、プチガトーが約20種（260円～320円）。焼き菓子19種を提供。プチガトーは、ショコラ（315円）やプリン（200円）のほか、クラッシュアーモンドを散りばめた香ばしいシュークリーム（120円）が人気だという。焼き菓子は、クッキー、マドレーヌ、ガレット、キャラメルプリュレなどを提供。「県内でキャラメルプリュレを作っているのは珍しいのでは」（田島さん）と話している。焼き菓子セット（1,000円～3,000円）も用意する。客層は家族連れが多く、学校帰りの学生や仕事帰りのビジネスマンも訪れるという。

　平野さんは「景色を楽しんでもらいたいのでカフェスペースを設ける予定」とし、田島さんは「季節ごとにメニューは入れ替える予定。店名のチョコを使ったお菓子を充実させたい。沖縄の果物を使った新しいお菓子も考えているので是非来てほしい」とも。

営業時間は10時～20時。不定休。

デザートラボショコラ・ブログ