見る・遊ぶ 学ぶ・知る

那覇のショップでチャリティーアート展-アーティスト11人が出品

「失われて見えてくる日常の豊かさ」をテーマに、小さな空間に多彩な作品が並ぶ

「失われて見えてくる日常の豊かさ」をテーマに、小さな空間に多彩な作品が並ぶ

  • 0

  •  

 那覇・浮島通り沿いのインテリアとスーベニア・ショップ「GARB DOMINGO(ガーブ・ドミンゴ)」(那覇市壺屋1、TEL 098-988-0244)2階ギャラリーで8月13日、東日本大震災チャリティ・プロジェクト「Charity Art Exhibition コトリの蒔(ま)いた種」が始まった。

[広告]

 同店の藤田さんは「東日本大震災から4カ月半が経とうとしている。復興への道を遠く離れた沖縄からどのようなカタチでサポートできるか、個々の感性に働きかけるアートで『記憶』と『未来への種』を飛ばすきっかけの場をつくりたいと思い企画した」と話す。

 参加アーティストは、大塚泰生さん(彫刻)、かわしまよう子さん(花作家)、金城徹さん、阪田清子さん、照屋勇賢さん、山城芽さん、山城知佳子さん、村木俊裕さん(以上、アート)、金城有美子さん、中田栄至さん(以上、陶芸)、矢野冬馬(文化財建造物修理技術士)など、県内在住のアーティストをはじめニューヨークで活躍する11人。

 「失われて見えてくる日常の豊かさ」をテーマに、大震災を伝える新聞号外を用いた作品や壁に白いチョウをはわせたインスタレーション作品、立体、映像、写真、陶芸作品などが小さな空間に凝縮されている。会場入口に東日本大震災への募金箱を置き、作品の一部は販売し売り上げの20%を寄付する。

 藤田さんは「継続的に開催していく予定。タイトルの『コトリの蒔いた種』には、鳥が食べた実の種が偶然にも発芽して大きな木になりそれが森になるような意味を込めた。来場いただいた皆さまがまいた一粒の種が森を作り出すことを期待したい。素直な気持ちで見てもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 営業時間は9時30分~13時、15時~19:時。入場無料(募金が必要)。月曜・水曜定休。今月28日まで。

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース