沖縄の本土復帰40周年を記念して4月26日、那覇・平和通り入り口近くの空きスペースで「復帰40周年記念 平和通りから見た懐かし展」が始まった。主催は那覇市平和通り商店街振興組合(牧志3)。
復帰前から復帰直後の写真や生活雑貨を中心に展示する。写真は、平和通りで店を構える店舗から借り受けた。平和通りや牧志の日常の風景や街並みを捉えた写真のほか、ドル交換、返還抗議デモ、など当時の出来事などもパネルで紹介する。
そのほか、琉球政府時代の5セントでかけるピンクの公衆電話、那覇商工会発行の地図、パスポートや通帳、ポスター、温度計の販促グッズなどの生活雑貨も多数紹介。
会場奥には、生活用品や駄菓子などを扱う当時の雑貨店「一銭マチヤー」を再現。ホーロー看板、赤い公衆電話、せっけんや殺虫剤製品、飲料水などを並べ、当時のマチヤーの雰囲気に仕立てた。
同組合専務理事の矢野弘子さんは「写真は各店舗所有のものを提供してもらい、雑貨は牧志の骨董(こっとう)店に協力いただいた。懐かしい写真やものがたくさん集まった。これらを話題に当時をしのびながら、お話しできれば」と来場を呼び掛ける。
開催時間は12時~18時。入場無料。5月20日まで。