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那覇のギャラリーで大泉讃さん・恵さん「兄弟展」-兄は陶芸、弟はガラス工芸家

大泉讃さん・恵さんの2人が、沖縄で兄弟展を開くのは初めてで、それぞれ100点以上を出展する

大泉讃さん・恵さんの2人が、沖縄で兄弟展を開くのは初めてで、それぞれ100点以上を出展する

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 那覇・久茂地のギャラリー「青砂(せいさ)工芸館」(那覇市久茂地3、TEL 098-868-9338)で5月15日、漆芸家・大泉讃(さん)さんと、ガラス工芸家・大泉恵(けい)さんの兄弟による「大泉讃・大泉恵 兄弟展」が始まった。2人が沖縄で兄弟展を開くのは初めて。

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 兄弟共に宮城県出身で、讃さんは現在、岐阜県瑞浪市に工房を構える。素朴な土の香りがする南蛮焼き締めやまき窯にこだわった作品をメーンに出展。大皿やぐい飲み、茶わん、小鉢、壁掛け花器など多彩な作品約110点が並ぶ。讃さんは作陶の傍ら、反原発運動も展開。昨年の福島の原発事故を受け、原発と津波をテーマにしたオブジェ「OSOSUGITA」作品も展示する。

 恵さんは徳島県徳島市にアトリエを構える。琉球ガラス工房で修業した経験を持つ。今回、「あえて言うなら沖縄で見たことのないガラス作品」をテーマに、型に粉末状のガラスを入れ炉で焼き上げる技法「パート・ド・ヴェール」作品をメーンに出展。作品は半透明のざらついた質感、繊細な色のグラデーションや模様などが、水彩画の絵の具のような複雑な表情を見せる。湯飲み、小皿、深皿、菓子皿などをはじめ、宙吹きガラスのぐい飲みやとっくりなど約100点を展示する。作品は全て販売する。

 讃さんは「友人の紹介で開催することになった。弟は琉球ガラス、娘は紅型(びんがた)をやっていたりと、沖縄には何かと縁があるが、今回が初めての開催となる。ぜひ一度見てもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~20時。会期中は無休。入場無料。今月27日まで。

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