那覇・首里平良町に7月30日、多くの愛犬家が集い沖縄の犬・猫の現状を伝えるコミュニティーの場を目指す「いぬの保育園ワン's」(那覇市首里平良町1、TEL 098-943-1179)がオープンした。運営はNPO法人「ワン'sパートナーの会」。
施設面積は約30坪。白を貴重にした施設は、広々としたスペースに耐水性シートを敷くほか、2重・3重にゲートを設けるなど工夫する。
「犬の保育園(犬の預かり)」は、人間の子どもが保育園で社会のルールや人との付き合い方を学ぶように、ほかの飼い主やほかの犬と交流することで、人や犬同士との関係を上手に築いていくシステムの一つ。利用料金は、超小型犬~5キロ未満=400円(2時間)~。
そのほか、「保護犬のコミュニティー&交流会」(無料)、「ワン友勉強会・DVD上映会」や講演会(500円~1,000円)、パネル展なども行う。新都心公園で今月12日15時~18時、「犬・猫の譲渡会」も予定。
同NPO理事の新垣ひろ子さんは「保育園の収入は保護犬の費用や活動費として利用している。2005年、2009年度、沖縄は人口比率から見た犬の殺処分頭数は全国ワーストワン。犬や猫たちがすみやすい心豊かな町を目指して、飼い主の啓発に力を入れていきたい」と話す。
営業時間は月曜~金曜10時~18時(土曜・日曜は14時~17時を予定)。