沖縄県在住の家族で音楽活動している「具志堅ファミリー」のミニアルバム「あけもどろ」が10月16日にリリースされ順調に推移している。
「あけもどろ」とは、沖縄・奄美諸島に伝わる古代歌謡「おもろさうし」に登場する言葉で、明け方のころ、朝日に染まりはじめた美しくも荘厳な様子を表現している。
今回のミニアルバムは具志堅ファミリーが自ら手掛けた曲に加え、シンガーソングライターの高野健一さんが提供した楽曲や、ライブでもカバーしているBIGINの楽曲などで構成。「あけもどろ」、「.天まで届く風」、「私に残されたこの悲しみは」、「You and I」、「こんなとき」、「三線の花」の6曲が収録されており、「具志堅ファミリーの魅力ある歌声が堪能できる」と評判がよい。
現在、ファミリーは南米ツアー中。当初はアルゼンチンのみの公演予定であったが、各国の県人会から次々と声がかかり、ペルー、ボリビア、ブラジルの南米4カ国に加え、ロサンゼルスでのライブも予定する。
南米には、沖縄から移住した人が多く、「具志堅ファミリー」の具志堅哲さんとムツ子さんは、「(このツアーを通して)ご苦労なさったオジーやオバー達に『ありがとう』をお伝えしたいです」と話している。