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沖縄・離島にスムーズな予約システムの運用開始-タブレットで簡単操作

写真?=「2泊3日、沖縄島旅。楽園・離島便」の予約システムが稼働した「ハマユウ荘」(北大東島)

写真?=「2泊3日、沖縄島旅。楽園・離島便」の予約システムが稼働した「ハマユウ荘」(北大東島)

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 「2泊3日、沖縄島旅 楽園・離島便」運営事務局は、沖縄離島の活性化に向けた観光事業支援の一環として2月17日、離島の宿泊施設で簡単に予約受け付けができる「宿泊予約受付システム」の運用を始めた。

「2泊3日、沖縄島旅。楽園・離島便」のシステムが、予約が入ったことを知らせる

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 沖縄県「元気プロジェクト」助成事業として推進されている同システム。沖縄の離島では、宿泊施設の業務過多や通信・IT環境整備の遅れなどにより、従来の電話・ファクスによるため、迅速でスムーズな予約受け付けが困難な状況となっていた。そのため、機会損失や宿泊施設側の負担が大きいという結果になっている。

 こうした状況を改善するため、沖縄の離島でLTE通信のエリア整備を進めている沖縄セルラーの協力を得て、超高速データ通信サービス「au 4G LTE」によるタブレット端末を用いた新たな宿泊予約受け付けシステム運用が始まった。

 同システムは、運営事務局が宿泊希望者から受領(じゅりょう)した宿泊予約を、離島の宿泊施設に専用メールで照会し、宿泊施設側はタブレット端末でメールを確認後、施設の空き状況を回答。回答方法は、簡素化し「○」「△」「×」の3つのボタンのいずれかを押すだけの仕組み。これにより、従来の課題を解決し、屋外での作業が多い状況や外出先にいる場合でもスムーズに予約を受け付けられるようになった。

 今後、宿泊施設から対象範囲を広げることも検討し、離島への旅行の利便性向上を図りながら、沖縄離島の観光事業の活性化を推進していくという。

 同事務局の棚橋智恵さんは「デジタルを敬遠していた離島の宿泊施設の方々が、タブレット端末を手にしたときのうれしそうな表情が印象的。地域の皆さんと共同して、沖縄離島の旅をより気軽なものにしていきたい」と期待を寄せる。

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