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放射線量の高い地域の小・中学生対象に「沖縄保養プログラム」実施へ

放射線量の高い地域の小学生・中学生が参加する「沖縄保養プログラム」る自然の中で笑顔がよみがえっていく(写真=昨年の様子)

放射線量の高い地域の小学生・中学生が参加する「沖縄保養プログラム」る自然の中で笑顔がよみがえっていく(写真=昨年の様子)

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 ドルトムント独日協会が主導する「Hilfe fuer Japan義援金」と沖縄県ユースホステル協会は、「Hilfe fuer Japan補助事業・青少年支援プロジェクト」として、福島県・宮城県などの放射線量の高い地域の小学生・中学生を対象に「沖縄保養プログラム」を実施する。

ドイツのドルトムント独日協会などの義援金が活用されている

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 春休み(3月23日~4月6日=14泊15日)と夏休み(7月30日~8月21日=22泊23日)に、放射能の心配のない沖縄の屋外で子どもらしい活動を楽しみながら、放射能への対応力向上と、精神的ストレスの緩和を目的にする同プロジェクト。ドイツのドルトムント独日協会を中心にして、ボランティアや子どもたちがバザーなどで集める義援金が資金となっている。沖縄県・豊見城市・奥武山公園管理事務所・日本ユースホステル協会が協力する。

 プログラムは、青少年育成活動として行ってきた野外活動長期自然体験村などのノウハウを生かし、同活動に参加しているスタッフ、カウンセラー、地元教育委員会、ボランティアの協力を得て行う。自然の中にゆったりと流れる「沖縄時間」に身を任せる生活の中で、スポーツ、散策、共同生活、沖縄県民との交流などを予定する。

 同協会の福島誠司さんは「沖縄の屋外で子どもらしい活動を通して、体と心を元気にしてもらえれば。これまで開いてきて子どもたちの『笑顔』が多くなっていることを実感している。このプロジェクトの実施に当たり多くの方々に頂いた協力に感謝したい」と話す。

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