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沖縄県とチャンギ空港が相互協力の覚書に調印

調印式後のフォトコール(3月25日)

調印式後のフォトコール(3月25日)

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 沖縄県は3月25日、シンガポールチャンギ空港と「シンガポールチャンギ空港及び沖縄県による航空ネットワーク強化に向けた相互協力に関する覚書」を締結した。

仲井眞弘多沖縄県知事(左)とウォン・ウーン・リョンシンガポールチャンギ空港上級アドバイザー(右)

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 相互の航空ネットワークの強化に取り組み、双方の国際観光や貿易の促進を通じて経済交流のさらなる拡大を図ることを目的とした同相互協力。那覇空港3階で13時30分より調印式が行われた。沖縄県より仲井眞弘多知事、シンガポールチャンギ空港から上級アドバイザーのウォン・ウーン・リョン氏が出席。立会人として、那覇空港ビルディングの花城順孝社長、沖縄観光コンベンションビューローの上原良会長が参加した。

 同覚書の締結により、シンガポールの主要旅行社と航空会社に対する沖縄直行便の誘致、東南アジア、豪州、インドなどからシンガポール経由での沖縄への観光誘客、東南アジア、豪州、インド等からシンガポール経由での相互航空物流の促進が推進されていく。

 仲井眞知事は「本県の航空ネットワークが強化され、観光客の増大、航空物流の促進に一層弾みがつくものと期待している」とあいさつした。調印式を取材している各国の取材陣に対して、「世界各地から注目されている、沖縄の魅力を余すところなく取材していただければ幸い」と話した。

 ウォン・ウーン・リョン氏は「沖縄県はチャンギ空港にとって、非常に重要なデスティネーションのひとつ。シンガポールと沖縄の間の直行便就航については沖縄県同様、私たちチャンギ空港としても大変興味があり、今回の締結の大きな目的の一つ。両者で協力し、チャーター便の就航をさせてゆくことになる。これによって、沖縄の認知を向上させ、将来的には直行便の就航につなげていきたい」と話した。

 同県・文化観光スポーツ部観光振興課の山城憲一郎さんは「沖縄県としては、チャンギ空港グループと連携することによってシンガポール~沖縄間の直行便を実現させ、シンガポール市場から沖縄への入域観光客の増大を図ると共に、チャンギ空港のネットワークを活用して東南アジア諸国、オーストラリア、インドなどの市場開拓も目指していきたい」と展望を語った。

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