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糸満、センバツで悲願の初勝利ならず-「次につながる良い体験」と監督

糸満先発の金城乃亜(手前)と糸満の応援団

糸満先発の金城乃亜(手前)と糸満の応援団

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 第87回選抜高等学校野球大会(日本高等学校野球連盟・毎日新聞社主催)5日目の3月25日、沖縄県代表の県立糸満高校は、奈良県代表の天理高校と対戦し2-7で敗れ悲願の初勝利を逃した。

勝ち進んだ天理高校(右手前)と糸満高校(奥)

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 天理は3回、1死三塁から船曳海の適時打で先制。糸満は、得点を許しても同点に持ち込み、さらに追加点を取られても再び取り戻すなど接戦に強く脚を使った機動力が持ち味。そのリズムを天理の齊藤佑羽が止めた。速い直球と丁寧にコースを突く変化球で糸満の打線を抑えた。

 7回、糸満の金城乃亜が天理の打線につかまり、坂口漠弥の放った2点本塁打が勝利の決定打となった。その後、糸満は太田貴斗の二塁打などで追撃し1点を返したが得点数は2点にとどまった。

 試合後のインタビューで上原忠監督は「選手たちはがんばったと思う。打ち、走り、得点するという力が十分に出せなかったのは残念。接戦で出し切るチームの良さが発揮できなかった」と振り返り、「名門の天理と戦えたことは選手たちにとって貴重な体験になった。これから何をすべきか見えてきた」と話した。

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