外資系ホテルを運営するイシン・ホテルズ・グループ(東京都港区)は7月1日、2006年9月に取得した旧ホテルグランドオーシャンを全面改修し「沖縄ナハナ・ホテル&スパ」(那覇市久米2、TEL 098-866-0787)をプレオープンした。同グループが県内で所有するホテルは5店目。グランドオープンは7月19日を予定。
同ホテルは、地上12階地下1階。敷地面積は約1,996平方メートルで、ホテル延べ床面積は約11,278平方メートル。濃い茶色からオレンジ、白へとグラデーションする鮮やかな外観に加え、ロビー中央吹き抜け部をはじめ館内各所に琉球ガラスのオブジェを配し、沖縄のリゾート感を演出しているのが特徴。
客室数は200室でツインルームをメーンにした構成で、和室2室も用意した。旬の食材を使ったイタリアと琉球のコラボ料理を提供するレストラン(92席)、バー(42席)、ラウンジ(36席)、スパ、宴会場(206平方メートル)1室、ショップ2店舗を設けた。
地下1階に設置された「コトラン・スパ」(297平方メートル)は沖縄の海をテーマに、男性エリア、女性エリアに分けられ、総ヒノキ造りの浴室や岩盤浴(男性エリア)、ドライ・ミストサウナ、リラクセーションルームなどを備える。沖縄の塩を使った「シーホリスティック」をはじめ、フェイシャルやボディーなどのトリートメントサービスもを提供する。
同ホテルの七尾マキPRマネージャーは「リゾートから戻る人、また都市からリゾートへ向かうひとの『心の中継地』をコンセプトに、バカンス、リラクセーション、ショッピング、ビジネスなど、最高の沖縄を体験できる特別な空間を目指したホテル」と話す。
オープン後の客層について「女性2人やカップルが多く、ファミリーでの予約が増えている」(七尾さん)という。
「泉崎交差点近く58号線沿いにあり立地に優れている。スパやレストランに特に力を入れている。宿泊客以外でも利用できるので是非来館してほしい」(七尾さん)とも。