「泊いゆまち」で海の日お魚フェア、マグロ解体ショーも

多くの来場者でにぎわう「泊いゆまち」の「海の日お魚フェア」(写真=施設内)

多くの来場者でにぎわう「泊いゆまち」の「海の日お魚フェア」(写真=施設内)

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 那覇・泊漁港敷地内の水産物流通総合センター「泊いゆまち」(那覇市港町1、TEL 098-868-1096)で7月15日、16日の2日間、開設2周年を兼ねた「海の日お魚フェア」が開催され、約7,000人の来場者(関係者推計)でにぎわった。「いゆ」は沖縄方言で「魚」、「まち」は「市場」の意味。

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 施設前の広場に設置された特設会場では、午前と午後の2回、沖縄近海でとれたマグロの「解体ショー」が開催され、迫力あるマグロ解体に多くの来場者が見入っていた。解体後、本物の「せり人」が模擬せりをして盛り上げ、来場者が次々「セリ落として」いった。そのほか「琉美民謡ショー」、「お魚博士への質問コーナー」などの催し物も行われた。店舗内では1,000円以上の購入者を対象に「マダイ1尾」(1,000円相当)が当たる抽選会も。抽選を知らせる鐘の音がひっきりなしに鳴り響く中、用意されたマダイ460尾が購入者にプレゼントされた。

 同イベントを企画した沖縄鮮魚卸流通協同組合の當山清理事長は「台風の影響で開催が危ぶまれたが、セリが休みのところを今回のために特別にセリを行ったり、早めに商品を準備するなどしたおかげで何とか開催できた。例年以上に来場者が多かったので安心した」と話している。

 「泊いゆまち」の建物面積は2,100平方メートル。沖縄の海産物を広めることを目的に2005年5月に沖縄県と沖縄鮮魚卸流通協同組合、沖縄県漁連が中心となり事業を進め、那覇・港町の沖縄県漁連市場隣に新設された。マグロ専門店、モズク専門店、北海道直送店、など水産物仲卸業者23店舗が軒を連ねるほか、見学ができるガラス張りの解体処理室も併設。

 「今後も消費者、漁師さん、仲買人のためになるイベントをやっていきたい。『泊いゆまち』では新鮮で安価な魚介類を提供しているので、普段の買い物にも是非利用してほしい」(當山理事長)とも。

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