「琉球漆器」を使ったUSBメモリ」開発-PC周辺機器では初

琉球漆器の堆金技法で仕上げられたUSBフラッシュメモリ

琉球漆器の堆金技法で仕上げられたUSBフラッシュメモリ

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 琉球漆器の製造販売を手がける「琉球漆器」(豊見城市)とウェブ制作や商品企画を手がける「折紙」(宜野湾市)は8月1日、共同開発したUSBフラッシュメモリ「琉球漆器USB」の予約受付を両社のホームページ上で開始した。折紙によると「琉球漆器を使ったPC周辺機器の製造は初めて」だという。

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  「琉球漆器USB」の容量は1GB。サイズは約横27×奥行11×高さ60~65ミリ。木地に沖縄県花「デイゴ」を使い、堆錦(ついきん)、蒔絵(まきえ)、螺鈿(らでん)など琉球漆器の伝統技法を用い仕上げた。アカバナー(沖縄方言でハイビスカス)、龍、絣模様などをモチーフに6つのデザインを用意。

 同商品開発のきっかけは、今年2月に折紙社が琉球漆器へ提案したことに始まる。琉球漆器の仲吉良哲営業部長は「初めての試みだったが、先端技術と伝統工芸をうまく融合できた。作業工程はまったく同じで手抜かりなく行っている。琉球漆器を多くの人に知ってもらえるきっかけになれば」と話している。

 販売価格は、29,400円~37,800円(税込み)。販売数は300個限定。注文を受けてから本塗りなどの仕上げを行うため商品到着まで約2カ月を要する。

琉球漆器折紙

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