オープンインタフェース沖縄（那覇市泊2、TEL 098-951-0624）は11月20日、沖縄に特化した病院・健康ポータルサイト「カナサン」を開設した。「かなさん」は沖縄方言で、「愛しい、かわいい」の意味。同社は、システムインテグレーション事業やインターネット放送事業、デジタルコンテンツ事業、ソフトウエア開発などを手がけるオープンインタフェース（東京都港区）のグループ企業。

　同サイトは、「悪化が指摘されている沖縄県の健康状態を少しでも改善すること」を目標に、沖縄県内の内科、産婦人科、小児科、皮膚科、外科、眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器・肛門科、精神科、歯科、総合医院など約3,300の病院・診療所の情報を収集。エリア、救急病院、人工透析、歯科病院、診療科目などで目的の病院を検索できる機能を設けたほか、病院訪問、質問箱、健康レシピ、イベント情報などを用意し、健康や食生活に関する情報発信や啓蒙活動を行う予定だという。

　同社の田場太志取締役兼開発部長は「自社開発したオンデマンド・ベッドサイド端末『Bed STATION』の営業活動で病院や診療所を訪ねた際に、診療所やクリニックが地域に根ざした医療やサービスを行っていることを知った」としたうえで、「こうした医療に対する真摯な取り組みを広く県民に知ってもらいたい。地域の診療所などで気軽に相談できるように診療内容や診療方針などの情報提供の手伝いができればという気持ちからポータルサイトの開設を決めた」と話す。

　「開設したばかりで医療方針や看護師・スタッフ紹介などの詳細情報が不足しているが、より多くの情報を集めることで県民にとって有益なサイトに成長すると考えているので、これからもさらに情報収集を行っていきたい。売り上げの一部はボランティア団体『メイク・ア・ウィッシュ』へ寄付する予定」（田場取締役）とも。

　来年4月30日まで情報登録無料キャンペーンを行い、情報の充実を図っていく予定だという。

沖縄の病院ポータルサイト・カナサンオープンインタフェース沖縄