沖縄ハーバービューホテルの運営会社、IHG・ANA・ホテルズグループジャパン（東京都港区）は12月10日、ANAホテルとクラウンプラザの共同ブランドホテル「沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ」（那覇市泉崎2、TEL 098-853-2111）へ名称変更し営業を開始した。

　同ホテルのほか全国の全日空ホテルが11月中旬から「ANAクラウンプラザホテル」として順次営業を開始しており、同ホテルは千歳、富山、金沢、広島に次ぎ5拠点目となる。

　同社は、全日本空輸と世界的なホテルチェーン「インターコンチネンタル・ホテルズ・グループ」が昨年12月に共同で設立した合同会社で、フランチャイズを含めて現在全国で41ホテル、客室数約12,000室を運営する。ホテルブランド名の「クラウンプラザ」は、会議と宿泊を合わせたビジネスとレジャー両方の利用を目的にした同グループの高級ホテルブランドの1つで、現在50カ国以上で203ホテルが営業している。

　「沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ」の客室数は352室（収容人数704人）。リブランドを契機に同ホテルでは、クラウンプラザのグローバルスタンダードに準じ、デュベ（掛け布団）の導入や利用できる枕の種類を増やしたほか、上質素材のベッドリネンやアメニティーなどのアップグレードを行った。特に8階・9階のプレミアムフロアは、ワンランク上の快適性を目指し、「オリエンタルブリーズ」をテーマに落ち着きとモダンの調和するインテリアに刷新。そのほか、朝食ブッフェのアイテムを70品から90品に増やし朝食メニューの拡充を図り、ルームサービスも従来の10時間から20時間対応へ拡充した。そのほか、地域性をテーマにしたスイーツやオリジナルカクテルなども導入。婚礼や宴会、企業ミーティングやイベント案件などの総合窓口「クラウン・イベント・ディレクター」も設け、サービスの強化を図っている。

　同ホテルの石塚徹総支配人はオープニングセレモニーで「沖縄ハーバービューホテルは今から32年前に営業を開始したが、クラウンプラザのインターナショナルなサービススタンダードを武器にこれからもさらに進化していく。一層努力していくので期待してほしい」と話している。

沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザ