那覇に「こべんぎん食堂」-「石垣島ラー油」の辺銀食堂が初の支店

辺銀食堂で人気の島ぎょうざ、スーチキーすば、ジャージャンすば、トムヤムクンすばを提供する(写真=外観)

辺銀食堂で人気の島ぎょうざ、スーチキーすば、ジャージャンすば、トムヤムクンすばを提供する(写真=外観)

  • 0

  •  

 「石垣島ラー油」で知られる無国籍料理店「辺銀食堂(ぺんぎんしょくどう)」は3月1日、那覇・栄町市場近くに「こぺんぎん食堂」(那覇市安里、TEL 098-887-4645)をオープンした。同店が支店を出すのは初めて。

[広告]

 店舗面積は約4.5坪。席数は8席。外観は扉、壁、オーニング(日除け)など赤で統一した。店内は白を基調にし、木製のL字のカウンターに脚の長いいすを合わせた。「女性が1人でも入れるようにカフェをイメージした」(同店)という。

 メニューは、皮をウコンやイカ墨などで色付けし具材の野菜をそれぞれ変えているという5色のカラフルな「島ぎょうざ」(450円)、塩、ハーブ、ライム、レモンなどにじっくり漬け込んだオリジナルスーチキー(豚塩漬け)をトッピングした「スーチキーすば」(800円)、ピリ辛味の肉味噌や野菜を麺に絡めて食べる「ジャージャンすば」(800円)、タイ料理のトムヤムクンをアレンジした酸味と辛味を効かせた「トムヤムクンすば」(900円)の4種を提供する。こぺんぎん食堂の宮城光枝店長は「スーチキーやすばなどは本店から送ってもらい、本店同様の味を提供している」と話す。「すば」は沖縄方言で「そば」の意味。

 出店について、宮城店長は「辺銀食堂オーナー・辺銀暁峰さんに『那覇にも辺銀食堂があったらいいのに』と話したところ、『宮城さんなら支店を任せてもいい』と言ってもらった。そのころ店を持ちたいと考えていてすぐに出店を決めた」という。さらに「栄町市場はこぢんまりしているが面白い場所。昔ながらの店があるかと思えば、カフェやバーなどもあり若者も増えていることも出店を決めた理由の一つ」(同)と話す。

 「これまで石垣島に行かないと食べられなかった辺銀食堂の味が、那覇でも味わえるのでぜひ来てほしい」(宮城店長)とも。

営業時間は、ランチ=12時~15時30分、ディナー=18時~21時30分(日曜のみ12時~17時)。水曜・木曜定休。

 「石垣島ラー油」は、辺銀さんが島の食材を使って趣味でラー油を作っていたところ、口コミで評判を呼び県内外の物産店で販売されたのをきっかけに爆発的な人気商品に。原料は独特の甘味がある島唐辛子をメーンに、ウコン、ピパーチ(島こしょう)、石垣の黒糖に塩、にんにく、白ごま、黒豆、中国西安直送の山椒、オリーブオイルとサラダ油を混ぜた植物油など具が豊富なのが特徴。ギョーザをはじめ、料理の隠し味やドレッシングにも使える。すべて手作りのため常に品薄状態で、こべんぎん食堂では食事した人のみ限定1本購入できる。

こべんぎん食堂

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース