月刊オキナワグラフ、創刊50周年で記念写真展-全号閲覧も

写真展示は5つのコーナーに分かれ、これまでに発行した553号のバックナンバーが自由に閲覧できる

写真展示は5つのコーナーに分かれ、これまでに発行した553号のバックナンバーが自由に閲覧できる

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 「月刊オキナワグラフ」などを発行する新星出版(那覇市港町2、TEL 098-866-0741)と万国津梁館(名護市)は4月1日より、那覇・国際通りの那覇市ぶんかテンブス館(牧志3、TEL 098-868-7810)3階ギャラリーで「オキナワグラフ創刊50周年記念写真展」を開催している。同展は3月24日~30日、万国津梁館オーシャンホール(名護市)でも開催された。

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 同誌は、米軍施政下の1958年4月1日に創刊した沖縄で初めてのグラフ誌。アサヒグラフなどと同じ大判サイズで、創刊当時は時代を反映し記事の内容を要約した英文も併記したという。最盛期には36,000部まで発行部数を伸ばし、南米、ハワイなどにも発送され、海外に住む県系人たちにも愛読された。1964年までハワイ支局も置かれたという。

 会場には、沖縄の歴史を記録した約110枚の写真のほか、創刊から最新刊まで553号のバックナンバーを展示する。バックナンバーは自由に閲覧が可能。写真は同誌に掲載した中から、戦後のスタートから復帰までの時代を写した「アメリカ世(ゆー、アメリカ施政権下の意味)」、日本復帰前後を紹介する「ヤマトの世(日本復帰後を意味)」、著名人に光を当てた「人物編」、当時としては画期的だった見開きカラーページ企画を紹介する「沖縄の色彩(いろ)」、戦後沖縄の復興を象徴する国際通りの面影を伝える「国際通り」のコーナーに分けられ、各時代を代表する事件や話題を紹介した。「世」は沖縄方言で「世の中、世代」を意味する。

 同社の松島弘明社長は「沖縄の世替わりしていく姿をさまざまな角度から写真で記録してきた。沖縄の半世紀が一目で分かるので、ぜひ見てほしい」と話している。

閲覧時間は9時~17時。入場無料。4月6日まで。

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