那覇で「琉球フォトセッション」-作家・よしもとばななさんの朗読も

よしもとばななさんをはじめ、歌手・下地勇さん、ミュージカル女優でシンガーソングライターの高良結香さん、沖縄各局のアナウンサーなど14組が出演

よしもとばななさんをはじめ、歌手・下地勇さん、ミュージカル女優でシンガーソングライターの高良結香さん、沖縄各局のアナウンサーなど14組が出演

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 写真家や社会人などで構成するグループ「ちゅらしまフォトミュージアム」は4月26日、桜坂劇場(那覇市牧志3、TEL 098-860-9555)で「琉球フォトセッション2008」を開催する。スペシャルゲストに作家・よしもとばななさんが自身の作品を読み上げる。昨年に続き2回目。

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 同ミュージアムは、特異な歴史的背景や文化を持つ沖縄、奄美の自然、動植物、祭祀(さいし)や芸能、人々の暮らしなどの記録してきた写真を収集・保存・活用することで、沖縄文化の継承と発展、観光産業などの振興を目的にしている。今後は、家庭などで眠っている古い沖縄・奄美に関連する写真の収集活動を始める予定。

 イベントでは、「言霊(ことだま) meets フォト魂(だま) 『写真』と『もの語り』のコラボレートショー!」をテーマに、沖縄の自然、料理、沖縄芝居、暮らしの写真などをスクリーンにスライド上映し、沖縄にまつわる古今の物語や詩、古謡や歌などを朗読する。スライドする写真は、桜坂に住む人々から借り受けた古い写真のほか、沖縄在住の若い写真家が撮り下した作品、真和志高校の写真甲子園優勝作品など、バラエティー豊かにそろえる。

 朗読者には歌手・下地勇さんをはじめ、ミュージカル女優でシンガーソングライターの高良結香さん、沖縄各局のアナウンサーなど14組。ヤマトグチ(大和口、標準語のこと)、島言葉(沖縄方言)を織り交ぜながら、写真と沖縄の新たな魅力を伝える。特別ゲストとして作家・よしもとばななさんが、沖縄をモチーフにした自身の著書「なんくるない」「なんくるなく、ない」から一節を読み上げる。

 同ミュージアム代表で南方写真師の垂見健吾さんは「沖縄の貴重な財産である古い写真がなくなりつつあるが、今回のセッションを通じて今後の活動への理解を広げたい」と話している。

開催時間は、第1部=15時~、第2部=18時30分から。定員は各300人。入場料は、一般=2,300円、高校生以下=1,500円。2部通しで、一般=5,000円、高校生以下=3,000円。詳しくは、ちゅらしまフォトミュージアム事務局(オフィスユニゾン内、TEL 098-896-1090)まで。

ちゅらしまフォトミュージアムフォトミュージアム設立目指して「異種格闘技スライドショー」(那覇経済新聞)

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