那覇市、路上喫煙防止条例を全会一致で可決-県内初

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 那覇市議会は12月25日、12月定例会最終本会議で「那覇市路上喫煙防止条例」を全会一致で可決した。来年4月から施行される。

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 同条例は議員提案により「路上喫煙防止条例に関する調査特別委員会」が組織され、市民、事業者、関連行政機関を交え、何度も公聴会や審議会が行い、最終合意に達したもので、那覇市議会でも珍しい事例だという。路上喫煙防止を定めた条例は県内で初めて。

 同条例は、路上喫煙によるやけどなどを防ぎ、健康的で安全・快適な生活環境と都市にふさわしい環境を確保することを目的に、那覇市内全域で「市民は歩行中に路上喫煙しないよう努めなければならない」と、努力規定とした点が特徴。さらに喫煙禁止区域が設けられ、その中では歩行中や立ち止まっての喫煙、自転車やバイク乗車中の喫煙も禁止される。

 那覇市は今後2年間を周知期間とし、マナーの向上を市民や観光客らに呼び掛ける。禁止区域内で路上喫煙した違反者には指導、勧告など段階を経て改善を求め、改善されない場合は1万円以下の過料を科すが、適用は2009年から。

 同委員会の金城徹委員長は「いろいろな方の意見を取り入れ条例が可決された。市長は条例制定を受け、担当部署の選定、予算や人員の確保などを策定する。市民生活にも関係するので、今後の展開に関心を持ってほしい。議会傍聴にも是非訪れてほしい」と話している。

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