東京のスーパーでインターン-沖縄県産品の販売を通じて職業感形成

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 沖縄の観光・ホテル業界を担う人材の支援を目的に活動するNPO法人沖縄人財クラスタ研究会(那覇市牧志3、TEL 098-858-5771)は5月28日より、「東京で沖縄の特産品を広めるインターンシップ」への参加者を募集している。

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 内容は、東京での沖縄特産品の紹介や販売を通して、県内企業が求める人材に必要とされる資質の基礎や基盤作りのほか、自主的な「職業観の創出」などの形成を目的としている。今回は、学校や所属、地域や年代といった枠を取り払いチーム編成(最大20人)としたのが特徴で、同研究会の白井旬さんは「メンバーそれぞれの得意と苦手分野を相互補完しあう効果を期待している」としたうえで、「さまざまな人々の集合体である企業や団体の中で、働くことの素晴らしさや難しさを、日々の生活の中で経験できるといいチャンス」と話す。

 受け入れ企業は、スーパーマーケット「サミットストア」(東京都杉並区)各店舗で、「海の日」を前後に行う「沖縄家庭料理フェア」での沖縄の料理、特産品の案内や販売をインターンシップ参加者が行う。取り扱うアイテムはゴーヤーやモズクなどの生鮮品をはじめ、泡盛など約80アイテム。流通・販売支援を手がけるマーケティングフォースジャパン(東京都中央区)が、受け入れ企業の交渉や直前、事後研修(マーケティングの基礎知識、特産品の案内・販売研修、都内流通業見学)などを担当する。

 白井さんは「今回のインターンシップは民間から派生したもので、互いの得意分野を生かして、参加者も受け入れ企業もどちらにも満足度の高い次世代型のインターンシップ(沖縄型インターンシップ)の実現を目指した。問い合わせも多く好評」と話す。「入学間もない1年生でも、就職が決まっている4年生でも応募可能。流通やサービス業に興味のある学生はぜひ応募してほしい」とも。

 インターンシップ期間は7月17日~22日。応募資格は、沖縄県内在住の学生(専修・専門学校、短期大学、大学、性別、学年、専攻は問わない)。募集人員は、最大20人。参加費用は2万円(航空運賃、宿泊代を含む)。宿泊先などから研修先までの交通費、研修中の食事代などは自己負担。応募締め切りは、今月11日。1次審査(書類、志望動機、論文)、2次審査(面接)を行う。

NPO法人沖縄人財クラスタ研究会マーケティングフォースジャパンサミットストアエン・ジャパン、新宿でインターンシップ・イベント-大手企業も参加(新宿経済新聞)ゲーム業界志望者向けにインターンシップ-地元7社受け入れへ(天神経済新聞)

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