壺屋焼物博物館で「つぼやでみ展・さわっ展」-職員らアイデア出し合い企画

パネル制作や教材などはすべて職員らの手作りで、壺屋焼をクイズ形式で楽しく学べるよう工夫したという

パネル制作や教材などはすべて職員らの手作りで、壺屋焼をクイズ形式で楽しく学べるよう工夫したという

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 那覇市立壺屋焼物博物館(那覇市壺屋1、TEL 098-861-3761)で7月15日より、ハンズ・オン形式の展示会「つぼやをみ展・さわっ展」が行われている。

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 同展では、実際に焼物(陶器)を見て、触って、壺屋焼をより深く理解してもらうことを目的に同館が企画した。普段見ることのできない焼物の舞台裏や壺屋焼の特徴などを、実物の焼物や道具、パネル、教材などを使いクイズ形式で紹介する。

 内容は、「やきものの仲間たち」「壺屋焼ってどんなもの?」「壺屋焼を分けてみよう!」「壺屋焼の原料は?」「使ってみよう!」「持ってみよう!」「荒焼(あらやち)ができるまで」「上焼(じょうやち)ができるまで」「南ヌ窯(ふぇーぬかま)で焼物を焼く様子」「荒焼・一斗壺ができるまで」と幅広く、陶器や磁器をライトにかざして透過性を調べたり、水を含ませた筆で焼物の表面をなぞり吸水性を比べたり、壺と同じ重さにしたリュックを背負い重さを量るなど、手で触り、観察し、考え、楽しみながら学べるように工夫した。

 そのほか、焼物の文様や技法についてもパネルや人間国宝・金城次郎さんや島袋常明さんの作品をはじめ、18世紀ごろの古我地焼や琉球古典焼などを作例としながら紹介する。

 同館学芸員の赤嶺由紀子さんは「職員がアイデアを出し合って、子どもから大人まで楽しめるように工夫した。パネル制作やクイズ、教材などをすべて手作り」とし、「夏休みの自由研究としてもおすすめ。金城次郎さんの作品も多数展示しているので、大人にもぜひ来てほしい」と話している。

観覧時間は10時~18時。入場無料。8月3日まで。月曜休館。

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