那覇にナポリピザ専門店-店内にピザ焼き窯、「生地」にこだわり

提供するピザはマリゲリータ、マリナーラ(共に1,575円)の2種のみで、前菜は約20種を用意

提供するピザはマリゲリータ、マリナーラ(共に1,575円)の2種のみで、前菜は約20種を用意

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 那覇・久茂地公民館近くに11月23日、ピザ専門店「ピッツェリアBACAR(バカール)」(那覇市久茂地3、TEL 098-863-5678)がオープンした。

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 店舗面積は24坪で、席数は23席。ガラスが入った木枠の大きな扉6枚を用いたファサードが特徴で、ドアノブにもこだわったという。「作るところを見てほしい」(同店)と、エントランス近くにピザ焼き窯を置き、店の奥には花ブロックで仕切った厨房を別に設けた。ピザ焼き窯は、「日本を代表する窯職人に依頼した特注品」(同店)で、室内への放熱を防ぐために鉄の外装を設けたほか、まきによる煙が出ないよう防煙装置も設置した。テーブルはミシン台を用い、いすは1920年代のシアターチェアを利用した。長さ540センチのカウンター席、1965年代に商船で使用していたという照明器具など、店内随所にオーナーのこだわりを見せる。

 メニューはピザをメーンに前菜なども用意。ピザはマリゲリータ、マリナーラ(共に1,575円)の2種のみでソース2種から選べ、客自身がピザを切り分けるスタイル。聖林館(旧サヴォイ、東京都目黒区)で修行したという同店オーナーの仲村大輔さんは「具で食べるのではなく生地のおいしさを味わってほしいと思い、シンプルでごまかしのきかないピッツァだけにした。聖林館のやり方を踏襲した」と話す。週2回イタリアから取り寄せるフレッシュモッツァレラチーズや生ハム、国産小麦を使用するなど、「素材にこだわった」(仲村さん)。

 そのほか、きのこのハーブソテー(997円)、長ネギのマリネ(787円)、茹でブロッコリー(1,050円)、自家製ソーセージ(1,260円)、パルマ産生ハム(1,260円)などの前菜約20種もそろえた。ピザにサラダかガスパチョ、エスプレッソかデザートが選べるランチ(1,000円)も用意した。

 ドリンクでは、オーナーの好みで選んだという食前酒5種、ビール2種、白ワイン7種、赤ワイン6種、食後酒3種、グラッパ(イタリア特産の蒸留酒でブランデーの一種)4種のほか、イタリアから取り寄せた手動レバー式タイプのエスプレッソマシンでエスプレッソなども提供。デザートはアッフォガート(682円)など4種をそろえた。

 「この沖縄でしか、自分にしかできない生地づくりピッツァづくりを追求したい」とし、「イタリアの食堂のような、ワインをグビグビ飲みながらピッツァや前菜を楽しめるそんな店にしたい。ピッツァをカジュアルに楽しんでもらえたら」(仲村さん)とも。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~23時。

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