那覇・泊ふ頭ターミナル「とまりん」(那覇市前島3)1階ロビーで1月9日、「ホエールウオッチング・パネル展」が始まった。主催は座間味村ホエールウオッチング・フェスタ開催実行委員会。
同展は、14回目を迎える「座間味村ホエールウオッチング・フェスタ」の一環として行われているもの。巨大な尾びれで水面をたたくテールスラップや空中で体を回転させるブリーチなど、座間味島近海で撮影されたダイナミックなザトウクジラの姿をとらえた写真約35点を展示する。そのほか、ホエールウオッチングの方法やザトウクジラの生態を紹介するパネルやザトウクジラの声が聴けるコーナーも設けた。
開幕に先立ち同日13時からオープニングセレモニーが行われ、仲村三雄同実行委員会会長(座間味村長)は「昨年12月19日にフェリーの船長がザトウクジラを確認したと報告があり、今年も座間味にザトウクジラが戻ってきた。今回から慶良間地域との共催となり、エコツーリズムの観点を取り入れ、訪れた人に環境に対する理解を深めてもらいたい」とあいさつし、フェスタ開催を宣言。ヒモでつながれたクジラをほどくテープカットならぬ「クジラ開き」で開幕を祝った。
開催時間は7時~19時。入場無料。2月6日まで。
同パネル展は、とまりんを皮切りに那覇空港2階ウエルカムホール、阿嘉港、座間味港のターミナルでも開催する。フェスタの開催期間は3月31日までで、期間中、ホエールウオッチング体験絵画・写真コンクールをはじめ、ツーリズム・フォーラム、「花くじら」の製作・展示、ワークショップ、「クジラと花」の音楽祭など、多彩なイベントを予定している。