那覇・与儀公園で「なはさくらまつり」-カンヒザクラ400本が満開に

1月に気温が下がったため早めの開花だったが、例年になく「いい状態」だという

1月に気温が下がったため早めの開花だったが、例年になく「いい状態」だという

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 那覇の与儀公園(那覇市寄宮1)で2月11日から「なはさくらまつり2009」が始まり、連日花見客でにぎわっている。主催は、全沖縄花木生産組合(識名2)で、今回で16回目。

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 園内には、約400本のカンヒザクラが植えられ、鮮やかなピンク色の花はほぼ満開の状態。このところ日中の最高気温が20度を超える日が続く青空の下、訪れた人々は桜をバックに記念写真を撮ったり、芝生で弁当を広げたりする家族連れなど、思い思いに桜を楽しんでいた。

 沖縄の桜は、そのほとんどがヒカンザクラで、濃いピンク色の花は下向きに咲き、花弁とがくが一緒に散るなどの特徴がある。気温の低い地域から開花していくため、沖縄の桜前線は北から南下する。那覇では例年2月上旬から中旬にかけて見どころとなる。

期間中、園内の自由広場では同組合による園芸相談や苗木の無料配布(先着順)のほか、植木や花、熱帯果樹などの展示即売、陶器販売、飲食の屋台の出店、民謡ショーや歌謡ショー、子どもエイサーなども行われる。

 同組合の前粟蔵隆理事長は「本土のように桜の下で宴会を開くグループもいる。今年は1月に気温が下がったため早めの開花だったが、例年になくちょうどいい状態で今週いっぱいが見ごろとなるので、ぜひ見てほしい」と、来場を呼びかける。

 開園時間は10時~20時。入場無料。今月15日まで。民謡ショーは、同13・14日=13時~、15日=14時~。

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