那覇・田原に「防災・防犯用品」専門店-「防災士」資格取得、地元で開業

防災用品では、消化器、火災警報機、ろうそく、懐中電灯、マルチツールなどのほか、非常用飲料水、おかゆや五目ごはんなどの非常用食品、緊急トイレキット、応急キット、浄水器などもそろえる

防災用品では、消化器、火災警報機、ろうそく、懐中電灯、マルチツールなどのほか、非常用飲料水、おかゆや五目ごはんなどの非常用食品、緊急トイレキット、応急キット、浄水器などもそろえる

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 那覇・JAおきなわ小禄支店近くに2月11日、防災・防犯用品の専門店「ぼうさい堂」(那覇市田原3、TEL 098-858-2304)がオープンした。

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 店舗面積は約15坪。4つの大きなスチール棚を置き、防災・防犯用品が並ぶ店内には、商談用のテーブル席も設けた。

 取り扱う商品は、防災用品では、消火器、火災警報機、100時間ろうそく、懐中電灯、マルチツール、シャベル、ロープなどのほか、非常用飲料水、おかゆや五目ごはん、パンの缶詰などのレトルト食品や缶詰類の非常用食品、緊急トイレキット、水の入らないシャンプー、応急キット、浄水器なども。そのほか、同店オリジナルの防災キット(30品入り、18,000円)も販売。防犯用品では、防犯センサーや防犯フィルム、防犯ブザーなどをそろえる。

 出店のきっかけについて、防災士の資格を持つ店主の嵩原正さんは「以前、損保会社で被害調査をしていた際に防災の重要性を知らされた。昨年の新聞記事で沖縄に防災士が少ないことを読んで、京都まで資格を取りに行った。何か地域に貢献できるものはできないかと、店の近くに小学校があり、防災と防犯の店を立ち上げた」とし、「沖縄でこうした専門店は多分初めてでは。小学校の防災訓練に参加したが、予想以上に喜んでもらい、事業としてやっていけそうだと思った」と話す。

 「ちょっとした防災の知識や備えの有る無しで被害の大きさが違ってくる。どうしても後回しになりがちだが、一度じっくり考えてもらえたら。今後、交流の場としての役割や、お客さんの声を聞いて商品を増やしていきながら、防災への啓蒙活動やコンサルティング業務、防災用品を使った体験キャンプなども実施していきたい」(嵩原さん)と抱負を語る。

 営業時間は10時~19時。日曜定休。

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