沖縄県立博物館・美術館（那覇市おもろまち3、TEL 098-941-8200）講堂で5月30日、ウェブクリエーターのためのカンファレンス「dotFes（ドットフェス） 2009 OKINAWA」が開催される。主催は、ブロッコ・デリ・アーキテクツ（安謝1、TEL 098-941-2355）、ウェブ企画・制作事業や学校事業を展開する「クスール」（東京都新宿区）、ウェブクリエーター向け専門誌「Web Designing」（毎日コミュニケーションズ）。沖縄での開催は初めて。

　同フェスは昨年10月、東京・新宿にある旧小学校施設の校舎を使って初めて行われたもので、全国各地から500人を超えるクリエーターが集まったという。

　当日は3部に分かれ、第1部＝「Adobe CS4セッション」では、Adobe CS4に関するTipsなどをクリエーター目線で紹介。第2部＝「メーンセッション」では、5人のクリエーターが技術面や企画面など、あらゆる方向から「ものづくり」に対する考え方を伝える。第3部＝「クリエイティブ大喜利」では、5人のクリエーターが「ものづくり」の醍醐味をメーキングや作品、トークなどを駆使し大喜利形式で披露するなど、多彩なセッションを用意する。

　ゲストスピーカーには、東京から家入一真さん（paperboy&co.社長）、平野友康さん（デジタルステージ社長）、テクニカルディレクターの清水幹太さん（img src/NON-GRID）、松村慎さん（クスール塾長）、アートディレクターの中村洋基さん（Dentsu inc.）、西村真理子さん（アドビシステムズ）、沖縄からは福永☆周平さん（CMディレクター）、製品企画デザイナーの名嘉太一さん（こちんだatelier）、宮良隆彦さん（沖縄タイムスサービスセンター）など、最先端で活躍するクリエーターが一堂に集まる。

　イベント終了後、クラブ「ピンクサロン」（松山1、TEL 098-861-8086）でアフターパーティーも予定。「Flash」で作ったビジュアルパフォーマンスやポスターのイラストを手がけたイラストレーターのpokke104さんによるライブペイントも。

　同イベントを企画したブロッコ・デリ・アーキテクツ取締役の吉田コマキさんは「昨年参加して沖縄でも開催したいと思い打診したのがきっかけ」とし、「ウェブデザインというとどうしてもテクニカルな方向に行きがちだが、表現の根本にある『ものづくり』の醍醐味や楽しさを多くのクリエーターにも知ってほしいと思う。デザインや表現にかかわる人はぜひ見てほしい」と来場を呼びかける。

　開催時間は13時～18時30分。入場料は、一般＝3,000円、学生＝2,000円。定員200人（定員に達し次第決め切る）。問い合わせは同実行委員会（ブロッコ・デリ・アーキテクツ内）まで。