那覇に「シブヤ大学」姉妹校を-開校目指しキックオフイベント開催へ

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 那覇市上下水道局庁舎内の「みずプラッサ コミュニティルーム」(おもろまち1)で6月27日、キックオフイベント「シブヤ大学姉妹校をオキナワにつくろうプロジェクト」が行われる。主催は「シブヤ大学姉妹校をオキナワにつくろう会」。

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 シブヤ大学は学校教育法上で定められた正規の大学ではなく、東京都渋谷区にあるNPO法人で、2006年9月に開校した。ユニークな授業プログラムやゼミ、サークル活動などを展開し話題を集めている。

 シブヤ大学は、レコードショップ、映画館、カフェ、病院、小学校など、渋谷区全体をキャンパスとしさまざまな施設を教室にして授業を行うのが特徴。環境、福祉、映画、音楽、ファッション、仕事、日本文化、性、歴史、天文、政治、経済、体育など授業内容はバラエティーに富み、講師陣も著名人から布団職人、カリスマホストなど多彩。現在、講師320人、講座数300、参加者は11,639人(6月20日現在)を数える。

 現在、姉妹校として京都カラマス大学、大ナゴヤ大学が開校しており、さらに北海道、大阪、山梨、広島、福岡など、日本全国で姉妹校開校の準備が進んでいる。

 当日は、同大学の理事のひとりで、フリーペーパー「ジェネレーションタイムス」編集長の伊藤剛さんを招き、その仕組みや運営方法をはじめ、地域の反応や効果などの講義のほか、「沖縄校の開校で、沖縄がどう変わるか」など、参加者とともにシブヤ大学オキナワ姉妹校の可能性を探る。

 同会の原田ゆふ子さんは「地域密着型の生涯学習と地域コミュニティーの創造を行うシブヤ大学の仕組みを、沖縄本島中南部地域でも生かしたい。姉妹校では『人と人とのつながり=ネットワークづくり』が最大の目的。地域住民のみならず、地域を訪れる他府県の人たち(観光客、移住者など)ともつながり、世代や性別、趣味や職種などの枠を超えた緩やかでしなやかな学びのネットワークをつくれたら」と意欲をみせる。「何だか面白そうと思った人、姉妹校が開校したら学生や先生、スタッフになってみたい人は、ぜひ参加してほしい」と呼びかける。

 開催時間は10時~12時。入場無料(講師誘致のための協賛金として別途1,500円を徴収)。参加には予約が必要。申し込み、問い合わせは原田さん(TEL 090-9784-5645)まで。

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