那覇・与儀に「からあげ聖林」-福岡の老舗店、沖縄に初進出

写真は骨なし、砂ずり、手羽先、かたかわがセットになったワンコインメニュー(500円)

写真は骨なし、砂ずり、手羽先、かたかわがセットになったワンコインメニュー(500円)

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 那覇・与儀郵便局近くに4月17日、空揚げ専門店「からあげ聖林(ハリウッド)那覇店」(那覇市与儀、TEL 098-855-2828)がオープンした。同店は、「からあげ聖林本店」(福岡県築上郡)ののれん分け店で、沖縄で初の出店で全国16店舗目。

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 本店のある福岡県と大分県にまたがある豊前中津地区は「九州から揚げ激戦地域」と呼ばれ、100店近くの専門店が点在しているという。本店は創業55年の老舗店で、一貫して宮崎県産鶏肉を使い、国産素材のオリジナルのたれに漬けこだわりの油で揚げているという。

 メニューは、空揚げをメーンに量り売りで提供する。「骨なし」、「骨つき」、「砂ずり」、「手羽先」、「手羽元」、「骨つきモモ」(以上100グラム=210円)のほか、希少な肩肉と皮を一緒にした「かたかわ」(1本=100円)や「コロッケ」(1個=60円)、鶏1羽を使った「まるっとチキン」(4,000円)なども。そのほか、骨なし、砂ずり、手羽先、かたかわがセットになったワンコインメニュー(500円)、「聖林丼」(450円)、「からあげ弁当」(400円)、「チキン南蛮弁当」(380円)、「のり弁当」(350円)なども用意。作り置きは一切しないという。

 オープンのサポートで沖縄を訪れていた同店ゼネラルマネジャーの高西正人さんは「独自の製法で冷めても油っぽくなく、おいしく食べられるのが特徴」とし、出店については、「うちはビジネスライクなFC店ではなく、人との出会いを大切にし、社長がつくった味を守り広めてくれる人に店を託している」と話す。

 那覇店のオーナー・片倉正暢さんは「雑誌で店のことを知り、どうしても食べたくなって当時住んでいた仙台から一番近かった神奈川県の鶴巻温泉駅前店まで食べに行った。サラリーマンをやっていたが前から店を持ちたいと考えていて、これから一人でも商売できるのではと思い開業者募集に応募した。修行の後、のれん分けしてもらい、大好きな沖縄で出店にこぎ着けた」と振り返る。

 「本店の味を大切に守りながら、沖縄の人に受け入れられるよう頑張りたい。電話で注文できるので、メニューに困った時やパーティー、会社訪問の際の手土産などに気軽に利用してもらえたら」とも。

 営業時間は11時~20時。火曜定休。

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