首里の紅型工房で「骨董市」-初公開「中国清朝時代の衣装」など展示

約80~150年前の中国清朝時代の皇族や高官の服、京劇の衣装をはじめ、琉球士族の下裳(かがん)、着物、古布、約500~600年前の宮古島土器、茶釜、陶器など約1,000点以上が並ぶ

約80~150年前の中国清朝時代の皇族や高官の服、京劇の衣装をはじめ、琉球士族の下裳(かがん)、着物、古布、約500~600年前の宮古島土器、茶釜、陶器など約1,000点以上が並ぶ

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 那覇・首里高校近くの紅型工房「首里琉染」(那覇市首里山川町1、TEL 098-886-1131)で6月12日、「骨董(こっとう)市」が始まった。

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 初公開となる約80~150年前の中国清朝時代の皇族や高官の服、京劇の衣装など約200着をはじめ、琉球士族の下裳(かがん)、着物、古布、約500~600年前の宮古島土器、茶釜、壺や茶碗などの陶器など約1,000点以上が並ぶ。展示物は同工房先代の染色作家、故・山岡古都さんが収集したもの。一部山岡さんが復元した陶器類やはんてんなども展示する。期間中、島袋みづえさんの「マヤ暦占い」や森下剛さんによる「琉球ドラゴンアート」も開く。

 同工房の大城裕美社長は「先代が資料として集めたもので、専門の染め物に関するものだけでなく、陶器や民具など多岐にわたり膨大な量がある。以前は敷地内に窯も設け、琉球王朝時代の陶器の復元も行っており、琉球文化の研究や継承にも力を入れていた」と話す。「特に初公開となる中国清朝時代の衣装に施された刺しゅうを見てほしい。占いやドラゴンアートなども楽しんでもらえたら」とも。

 営業時間は9時~18時。入場無料。今月30日まで。「マヤ暦占い」は19日・20日の13時~18時、15分=500円、「琉球ドラゴンアート」は21日~30日の14時~17時、1枚=3,500円。

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