那覇・仲井真に沖縄そば店-「自家製木灰そば」を2種のスープで提供

1日40食限定の「木灰そば」には三枚肉、軟骨ソーキが別皿で付く

1日40食限定の「木灰そば」には三枚肉、軟骨ソーキが別皿で付く

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 那覇・仲井真交差点近くに6月12日、伝統的な木灰(もっかい)そばを提供する沖縄そば店「がちゃまぁる」(那覇市仲井真、TEL 098-987-4232)がオープンした。同店はイタリア料理店「カチャヤカフェ」(仲井真)の3号店。

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 店舗面積は約30坪で、席数は46席。テーブル席のほか、カウンター席、広い座敷を設ける。オーナーの城間健さん自ら図面を書き、内装工事の一部を手がけたという。

 木灰そばは、かん水の代わりにガジュマルの木を燃やしてできた灰を水に浸し、上澄み液(木灰水)を使う伝統的な製法で作った沖縄そば麺のこと。

 城間さんは「木灰水も手作りで親に協力してもらっているが、灰が粉状になるまで時間も手間がかかる。木灰水も2度わかし布でこすなど、衛生面、安全面にも配慮している」と話す。「4種の小麦を配合し木灰水を加えた麺は、つるつるとのどごしが良く腰がある。ただし、1日40食作るのが限度」とも。

 メニューは、木灰そばを使った「がちゃまぁるそば」「ゆで野菜そば」(以上各680円)、「やまとーセット」(860円)をそろえる。「チキンかつおだし」「豚だし」2種からスープが選べる。そのほか、市販の沖縄そば麺を使った「そば」(580円)、「軟骨ソーキそば」「ゆで野菜そば」(以上各680円)、「お子さまそば」(350円)など。「軟骨ソーキサラダ丼」(680円)、「ジューシー(沖縄風炊き込みごはん)」(150円)、かき氷(100円)なども。

 洋食店が沖縄そば店を出店したことについて、城間さんは「沖縄そばはずっと気になる存在だった。これまで自家製パスタを提供してきた経験を生かし、お客さまに認められるようなものをさらいに提供したいと思い沖縄そばを手がけた」とし、「お客さまがどんなものを求めているのか、どうしたら喜んでもらえるのか、試行錯誤しながら提供したい。木灰水作りで協力してもらっている親に負けないようなものを作りたい」と意欲をみせる。

 営業時間は11時~20時(麺が無くなり次第終了)。定休日は調整中。

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