那覇・第一牧志公設市場の向いにある古本店「とくふく堂」(那覇市牧志3、TEL 090-1703-0922)は4月23日、同店の店先で「ストリートトークライブ 22時まで生討論(仮)」を行う。
同店は、間口75センチ、奥行き180センチと畳1畳分の広さで、「横歩き」でしか店内を移動できない「日本一狭い古本屋」として知られる。小説や旅行本、写真集など常時約250冊の本が並べられ毎日20~40冊を入れ替える。同店オーナーの徳沢達哉さんは「市場本通りに開店して2周年を迎え、『国際通り』や『まちぐゎー(市場)』についていろいろ思うことがあり、ここで商売する人たちとじっくり語り合いたいと思った」と話している。
市場本通りは20時を過ぎるとほとんどの店がシャッターを閉ざし人通りも極端に少なくなる。店先でトークライブを行うことに対し「道行く人が誰でもトークライブを気軽に聞けるようにしたかった。こうしたストリートトークライブは県内でも初めてでは」(徳沢さん)とも。
パネラーは徳沢さんの独断と偏見で選んだ。ウチナーンチュ(沖縄人)代表として新城和博さん(ボーダーインク編集長)、公設市場代表に玉城敬也さん(鰹節店2代目)、国際通り代表に平良斗星さん(エフエム那覇社長)、沖縄移住者代表に萩野一政さん(イベント情報誌「箆柄暦」編集長)、徳沢さんの5人で、出演者の年齢層は30代~50代。テーマは市場や国際通りの現状や問題点、今後の展望など。
「観客がいなくても時間通りに始め真面目にディスカッションを行う。討論内容をまとめて最後に共同宣言を行いたい」(徳沢さん)とも。
講演時間は20時~22時。観覧無料。店舗営業時間は12時~20時。無休。プレイベントとして同22日20時より珈琲屋台「ひばり屋」を招き「Book Cafe」も開催する。