JTBパブリッシング（東京都新宿区）が10月1日から展開している旅行情報特化型電子書店「たびのたね」沖縄版が順調に推移している。

こだわりのコンテンツと情報をまとめることができる

　旅行ガイドブック、観光地の特集雑誌、ご当地刊行物などから自分専用のオリジナルガイドを作ることができる同サービス。コンテンツ提携元は35社、500コンテンツに及び、同社発行の「るるぶ情報版」「ココミル」「楽楽」を始め、ダイヤモンド・ビッグ社の国内ムック「地球の歩き方 Cheers!」、枻（えい）出版社の「トリコガイド」、マガジンハウスの「Hanako」、などがラインアップされている。沖縄では、一般財団法人「沖縄観光コンベンションビューロー」などが情報提供している。

　同サービスは有料コンテンツ（最多価格帯＝50円～200円）と、自治体などが提供する無料コンテンツがあり、選択したコンテンツ情報を「まとめたね」機能で1つにまとめ、オリジナルガイドブックに編集することができる。著作権管理はソーシャルDRMを採用しPC、スマートフォン、タブレッドなどで使用しているアプリやソフトを使う。

　同社情報戦略部企画課の青木洋高さんは「スタートして多くの方のアクセスがありうれしい。コンセプトの『make your travel story』が受け入れられたのだと思う」と、出足の順調さを話す。「コンテンツの提供元がこだわりぬいて編集した記事の魅力に接して、それを思いのままに編集してオリジナルガイドを作り、旅に出ることの始まり」とも。