ガレッジセールのゴリさんが監督を務め、「第7回沖縄国際映画祭・地域発信型映画」にノミネートされる作品の撮影が沖縄県北部の国頭村(くにがみそん)で行われ、10月23日にクランクアップする予定だ。
今回の作品で監督3作品目となるゴリさん。仮のタイトルとしていた作品名を「9割タイトルは変わる」とし、作品名が未定のままクランクインした。「今回は豊かな自然を撮りたくて国頭村を選んだ」とゴリさん。「ここの自然は群を抜いているし、固有の生き物もたくさんすんでいる。そうしたものを生かしながら、人間模様を表現できたらと思って『ヤンバルクイナ』を中心に物語を構成した」と話す。
撮影地に選ばれた国頭村の宮城久和村長は「この映画は国の天然記念物であり、村の鳥であるヤンバルクイナを中心にした作品。子どもたちが国頭村の魅力を発信してくれる。私は映画には出ないが、村長役は照屋まさおさんが務めてくれ、完成を楽しみにしている。映画を通して国頭の魅力を県内外へ発信できればうれしい」と話す。
撮影は、国頭村役場、村にある古民家、道の駅、辺戸岬の近くにある巨大なヤンバルクイナのモニュメントのほか、生きたヤンバルクイナを観察できる「ヤンバルクイナ生態展示学習施設」でも行われ、天候の問題がなければ23日にクランクアップする予定。
同作品は、2015年3月25日~29日に開催される第7回沖縄国際映画祭のプログラム「地域発信型映画」で上映される。