民事再生手続き中のスカイマークエアライン(東京都大田区)が3月30日に販売を始める全便3.900円の「SKYセールス」が、那覇市民に注目されている。
同社は1月28日、民事再生手続きの申し立てを行い受理されたことから、不採算路線の運休、減便や効率運航などを行い事業再生に向けて動き出している。そうした状況の中でも同社を選び搭乗する利用者への感謝の気持ちとして、4月29日搭乗分の割引運賃を「SKYセール」として3,900円に設定し、3月30日に販売を始めた。
沖縄の離島では、同社が運行されたことで沖縄本島や首都圏、関西圏への移動がしやすくなり、同社の果たした役割は大きいとの声も多い。事業再生により沖縄路線では、那覇~石垣線、那覇~宮古線、札幌~那覇線(季節運航)が運休。今月28日には惜しまれる中、石垣~那覇線の最終便が運行された。石垣空港では、同社のスタッフが掲出したお別れのあいさつボードに「またいつの日か、愛情あふれる石垣島に戻れる日を楽しみにしております」とメッセージが出され、「いつでも戻っておいで」と声を掛けるリピーターもいたという。
離島からは撤退したが、同社にとって沖縄は主力路線。「沖縄の多くの利用者に3.900円の感謝セールを利用してもらいたい」と同社広報担当者。利用者の多い5月2日~6日の期間に臨時便も運航する。
販売期間は3月30日15時~4月1日23時59分。Webサイト、モバイルサイト、契約旅行代理店で販売する。