家族で音楽活動をする「具志堅ファミリー」は7月22日、沖縄に住む妖怪たちの総称「マジムン」への思いを込めた「マジムンの唄」(作詞・作曲=高野健一)をリリースした。
「具志堅ファミリー」(写真提供=よしもとエンタテインメント沖縄)
沖縄に伝わる独特の旋律を生かして歌い続けている同グループ。親子8人の音楽グループで、現在は、父・母・三女・四女がメーンメンバーとなっている。
「マジムン」と呼ばれる沖縄の妖怪たちに「どんな悲しみも やがて空に帰るでしょう 雨になり木々に降り きれいな花 咲かせるでしょう」と歌い、「明日もまた笑いましょう 同じ笑顔でまたあいましょう」とメッセージする内容に共感する人が多く、CD発売と同時に多くの反響があったという。
同曲は、「沖縄おもろおばけ屋敷」(那覇市牧志2)のエンディングで流れており、「怖かったけど楽しいところもあり、またエンディングが素敵だった」という声も多く「ほっとこころ温まる曲」として評判は高い。同グループの歌声は「しっとりと聞かせる」ことが特徴で、700年前より沖縄県宜野湾市に伝わる「はごろも伝説」を歌った宜野湾市の観光PR曲「羽衣の詩」も注目されている。同曲は芸人・鉄拳さんのパラパラ漫画でも使われている。