「ターキッシュエアラインズbjリーグファイナル2016」が5月15日、有明コロシアムて開催され、西地区の「琉球ゴールデンキングス」が、東地区の「富山グラウジーズ」を86-74で下しリーグ最多4回目の優勝を手にした。
リーグ優勝戦にふさわしい熱戦が続く中、活躍するアンソニー・マクヘンリー
ゴールデンキングスの伊佐勉ヘッドコーチは、ファイナル前日の記者会見で「bjリーグ11年間の歴史の中に琉球ゴールデンキングスの存在を刻み込みたい。できれば優勝の文字で」と願うように話した。富山グラウジーズのボビー・ナッシュヘッドコーチは「タフな1年だった。常に応援してくれる地域の人々がいた。その人々のためにも優勝したい」と意欲を見せた。
沖縄・豊見城から来た赤嶺幸乃さんと岡部真理子さんは、ブースター同士の「有明で会おうね」の合い言葉で応援に駆けつけた。7年間にわたってキングスを応援。2人は「絶対に優勝」と言葉を合わせた。リーグ優勝を決めるシーズンファイナルであり、bjリーグ4505試合目になる最後のゲームは、有明コロシアムにあふれるほどのブースターを招いて17時10分にティップオフした。
相手のチームを上回るスピードとアグレッシブルな試合スタイルが完成したキングス。富山グラウジーズとの戦いでもスタイルに変化はなく、接戦が続くも得点を積み重ねた。第1クォーターは、互角の戦いが続き、キングスのスピードか徐々に出はじめると得点を重ね22-17とリードした。第2クォーターに入って闘志のぶつかり合いは続き、17-16で小差をグラウジーズが追う形で展開し前半(前半累計39-33)を終了した。
第3クォーターでも接戦は続き、21-19でキングスがリードし最終の第4クォーターに突入。果敢な動きでリードを広げて勝利した。
このゲームを最後にbjリーグは11年の幕を閉じる。ゲーム終了後、セレモニーが行われ惜しむ声や感謝の拍手が有明コロシアムに響き渡った。入場者数は同リーグ有明コロシアム最多の1万1038人となった。