羽田で那覇便搭乗客に沖縄の無料情報誌を直接手渡し

搭乗客に無料情報誌「箆柄暦(ぴらつかこよみ)」を直接手渡し(写真=羽田空港那覇行き団体カウンター)

搭乗客に無料情報誌「箆柄暦(ぴらつかこよみ)」を直接手渡し(写真=羽田空港那覇行き団体カウンター)

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 沖縄県産品卸売業の日本シーサー(うるま市)は10月より、空港活用エリアマーケティングサービスのライヴス(東京都)、エフエム那覇(那覇市松尾2)と提携し、沖縄観光情報誌「箆柄暦(ぴらつかこよみ)」を毎月発行し、羽田空港那覇行き団体カウンターで、旅行客に航空券と一緒に直接手渡す事業を開始した。

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 ライヴスが日本シーサーへ事業プランを提案したもので、日本シーサー側はライヴスに対して手数料を負担するが、空港マーケティング事業で実績ある会社と組むことでメリットは大きいと判断。「箆柄暦」を運営するエフエム那覇へ編集を打診し、わずか10カ月足らずで事業化にこぎつけた。羽田空港那覇行き団体カウンターの利用者は月平均8万人。「新装0号」をうたった「箆柄暦10月号」は6万部を印刷、羽田空港で4万部を手渡し、残りは県内と県外の協力店で配布された。今年4月と8月に行われたテスト配布では、受け取りを拒否された事例は皆無で、空港スタッフが航空券と一緒に同誌を手渡すことで、自然に受け取ってもらえたという。

 これまでA2サイズ・モノクロ版、4つ折りのフリーペーパーだった同誌をオールカラー化し、「魅力ある誌面づくり」を目指したという。また、イベント掲載数も約400件から約1000件に増量し、インタビューや特集記事、新製品情報などを充実させたほか、さらにイベント会場へのマップ情報も加えるなどで利便性の向上を図った。間違いなく搭乗客の手に渡ることから、関係者は「空港DM」と呼んでいるという。

 日本シーサーは、年明けには関西、中部(名古屋)、福岡などの主要都市でも同事業を実現させたい考えで、その際のターゲットは月平均12万人まで膨れ上がることになり、さらに発行部数を伸ばしていく予定だ。

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