日本スパカレッジ沖縄本校(那覇市壺川3、TEL 098-833-7470)は11月2日、生徒が有機栽培の食材などを使って創作した、体に優しい料理の成果発表会を行った。
同校は、温水浴やマッサージなどで心身の健康を目指す施設「スパ」の技術者を育成するスクールで、2003年に国内では初めて設立された。スパセラピーの国際資格が取得できる数少ない認定校の一つだという。同校責任者の堀祐美子さんは「スパには食事の果たす役割が大きく、授業のカリキュラムに栄養学などの講義を多く取り入れている。海外ではスパキュイジーヌ(油などを使わないヘルシー料理)が浸透しているが、国内ではまだ認知が低い。この発表会は日本初の取り組み」と話している。
当日は、生徒が3人一組6グループに分かれ、前菜、メーン料理、デザートのランチメニューをそれぞれ披露。招待されたエステ、ホテル関係者、大学関係者らが試食、味や見た目などを評価した。生徒らは、色彩など見た目も十分気を使ったという。15分間のプレゼンテーションで、料理の特徴や栄養バランス、期待できる健康的効果などを説明。「島豆腐の沖縄風ロールキャベツ アーサあんかけ」「旬の焼き魚シークヮサーソースかけ」「緑黄色野菜のチーズアンダンスゥーディップ」など、沖縄の食材をアレンジした多彩なメニューがテーブルに並んだ。
参加したホテル関係者は「素晴らしい内容の料理だった。スパの導入を考えており、健康に良く、見た目にも美しい料理について知識豊富な学生の入社社員を期待している」と話していた。