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那覇市民ギャラリーで書道展-「木筆會」会員190人が作品出品

軸装だけでなく和額やポップなフレームで飾られた作品をはじめ、篆刻(てんこく)作品や水墨画を盛り込んだ書作品など多彩な作品が並ぶ

軸装だけでなく和額やポップなフレームで飾られた作品をはじめ、篆刻(てんこく)作品や水墨画を盛り込んだ書作品など多彩な作品が並ぶ

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 那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で2月8日、書道展「沖縄県書作家協会 木筆會(もくひつかい)書道展」が始まった。同展は毎年この時期に行なっており今回で33回目。

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 同会は1978(昭和52)年に発足。沖展会員、準会員、沖展入選5回以上のほか、中央展(日展・毎日展・読売展)に2会以上入選の実績を持つことを入会条件に書道団体や会派の枠を超え結集した団体で、県内の書道界をリードしてきた。現在の会員数は252人。

 「社中や会派の枠を超えた書道展は他県では珍しい。沖縄という地域の特性でもあり大変有意義なこと」と同会副会長の東江順子さん。

 会場には、会員190人がそれぞれ作品1点を出品。行書、楷書(かいしょ)、草書、隷書(れいしょ)、篆書(てんしょ)などさまざまな書体を用いた作品は、軸装だけでなく和額やポップなフレームで飾る。そのほか、篆刻(てんこく)作品や水墨画を盛り込んだ書作品など多彩な作品が並ぶ。作品近くに読みやすい字体に直した釈分も添える。

 「取り上げる文字や言葉、墨の色、使用する紙、書を飾る表具、手法など、会員が表現したいことを自由に楽しみながら作品に仕上げた」と東江さん。「書は難しいと思わずに、書体や墨の濃淡の面白さ、空間の使い方など、一つの絵としても楽しめると思う。書に興味を持ってもらえるきっかけになれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。今月13日まで。

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