那覇の緊急救助隊が申告式-他県への派遣は初めて

派遣されるのは沖縄県指揮隊(1隊4人)、救助部隊(1隊5人)、後方支援隊(1隊5人)の3隊で計14人が救助や消火活動にあたる

派遣されるのは沖縄県指揮隊(1隊4人)、救助部隊(1隊5人)、後方支援隊(1隊5人)の3隊で計14人が救助や消火活動にあたる

  • 0

  •  

 那覇市消防本部(那覇市銘苅2)で3月14日、東北関東大震災の救助を支援する緊急救助隊の派遣を那覇市長に報告する申告式が行われた。沖縄から他県へ救援隊が派遣されるのは初めて。

[広告]

 同隊は12日沖縄県知事公室防災危機管理課からの出動準備指示を受け派遣準備が完了。14日11時25分に総務省消防庁から同課へ沖縄県隊の出動要請があり申告式に至った。派遣されるのは、沖縄県指揮隊(1隊4人)、救助部隊(1隊5人)、後方支援隊(1隊5人)の3隊で計14人。

 翁長雄志市長を前に派遣の報告を行った派遣隊長の照屋雅浩さんは「被災者、そしてその家族、いまだ行方が分からない方々のため全力で任務を遂行します」と力強く決意表明した。

 翁長市長は「皆さん方の鍛錬された技術、技能を現地の一人ひとりの方が心待ちにしていると思いますのでぜひとも全力投球で頑張っていただきたい。何より安全を考えながら二次災害などに遭わないよう安全に帰還していただきたい」と激励した。

 同隊は16日午前に沖縄から東京へ出発。その後、青森県や岩手県などの北部被災地へ移動し救援や消化活動にあたる。隊員の出発を前に15日、救助活動に欠かせない救急工作車など車両4台、オートバイ1台が東京へ輸送される。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース