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那覇市立壺屋焼物博物館で「ユッカヌヒーアート展」-作家20人が出品

琉球張り子をはじめ、紅型(びんがた)で作ったたこ、木と段ボールでできた合体ロボット、こいのぼりの着ぐるみなど、さまざまな表現手法や素材を使った作品が並ぶ

琉球張り子をはじめ、紅型(びんがた)で作ったたこ、木と段ボールでできた合体ロボット、こいのぼりの着ぐるみなど、さまざまな表現手法や素材を使った作品が並ぶ

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 那覇市立壺屋焼物博物館(那覇市壺屋1)3階の企画展示室で6月1日、「ユッカヌヒーアート展」が始まった。今回で8回目。

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 「ユッカノヒー」は沖縄方言で「4日の日」を意味し、旧暦5月4日を指す。戦前のこの日、子どもの健やかな成長を願いおもちゃを買い与える風習があり、各地で豊漁と海の安全を願うハーリー(爬龍船競争)も行われた。

 琉球張り子作家・豊永盛人さんの呼び掛けで、毎年「ユッカヌヒー」を前後に行われている同展。県内で活躍する作家たちが、「ユッカヌヒー」にちなみ、遊びやおもちゃ、子どもなどをテーマに自由な発想で作品に仕上げた。

 鮮やかな色彩の琉球張り子をはじめ、紅型(びんがた)で作ったたこ、木と段ボールでできた合体ロボット、パラシュートをモチーフにした立体物、こいのぼりの着ぐるみなど、木材から削り出した家、石から打ち出したシーサーの彫刻、布のぬいぐるみ、陶聖のオブジェ、イラスト、写真など、さまざまな表現手法や素材を使った個性的な作品が並ぶ。

 豊里さんは「8回目を迎えマンネリにならないよう、会場を変え、新しい作家8人にも参加してもらった。皆さんのんびり楽しみながら作っている。作家さんの自由な発想から生まれた世界を楽しんでもらえたら」と話す。

 参加作家(以下五十音順)は、安里ミカ(ぬいぐるみ)、石川真治(焼き物)、大城康太(絵)、大塚泰生(彫刻)、奥山泉(立体)、小倉英三郎(写真)、嘉手苅志朗(平面)、玉城勉(焼き物)、豊永美菜子(絵)、豊永盛人(張り子など)、中村真理子(張り子)、濱口真央(絵画)、辺銀愛里(カトラリー)、宮城志乃(絵、焼き物)、宮城光男(シーサー)、宮城守男(紅型)、宮里和奏(立体)、山下千尋(立体)、若山大地(石彫)、吉田俊景(彫刻)の20人。

 開催時間は10時~18時。入場無料。今月5日まで。

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