沖縄で「ウルトラマン伝説展」-怪獣の着ぐるみや隊員スーツ展示も

ウルトラマンの脚本家「故・金城哲夫」の古里・沖縄で行われるアート展(写真=ポスター)

ウルトラマンの脚本家「故・金城哲夫」の古里・沖縄で行われるアート展(写真=ポスター)

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 ウルトラマン伝説展実行委員会(東京都)は4月27日より、浦添市美術館(浦添市内間1、TEL 098-879-3219)で「ウルトラマン誕生40年の軌跡 ウルトラマン伝説展」を開催する。

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 同展は、1966年に誕生したテレビ番組「ウルトラマン」誕生40周年を記念に企画されたもので、放映当時の社会背景や誕生に至る道のり、ヒーローと怪獣の造形など、ウルトラシリーズの軌跡を通じて「ウルトラマン」の番組に託されたメッセージや魅力を探るアート展。川崎(2006年7月)、広島(2006年10月)、横浜(2006年11月)に次ぐ開催となる。

 会場では、ウルトラマン関連資料=ウルトラシリーズヒーローと怪獣の着ぐるみ、ウルトラマンマックスの撮影に使われたダッシュマザー・コックピット(初公開)、科学特捜隊基地1/33模型、科特隊ユニフォーム、ヘルメットなど撮影小道具、番組シナリオ、ポスターなど約140点や、1960年代資料として家電品、雑誌、ソフトビニール人形、映画ポスターなど約100点、故・成田亨さん、高山良策さんによるデザイン画、怪獣造形、油彩作品約50点を展示する。そのほか、特別展示として「金城哲夫」仕事部屋の再現コーナーも開設。「ウルトラQ怪獣伝説」や「ウルトラマン怪獣伝説」などの映像上映、ウルトラマン撮影会、トークショーも予定しているほか、展示会図録やウルトラマン関連グッズのも販売も行う。

 同実行委員会の飯島寛也事務局長は「ウルトラマンは沖縄出身の故・金城哲夫が心血を注いで作り上げた作品。たくさんの沖縄の皆さんにご来場いただき、偉大な先輩・金城哲夫に触れ、ウルトラマンと沖縄の大きな関わりを感じていただければ」と話している。

 ハヤタ隊員を演じた黒部進さんは「沖縄でウルトラの歴史を綴った展覧会が開かれることは、我々キャストやスタッフにとって光栄。金城哲夫さんも青い空の彼方から見てくれると思う。ウルトラのルーツをぜひ訪ねてほしい」と話しているほか、フジアキコ隊員を演じた桜井浩子さんは「ウルトラQの江戸川由利子、ウルトラマンで演じたフジアキコは、金城さんをはじめウルトラワールドの人たちのおかげで今でも生き続けている。そのウルトラの歴史を沖縄の皆様に見てもらえれば幸い」とコメントしている。

 展示時間は、9時30分~17時(金曜は19時)。月曜休館。料金は、一般=800円 大・高校生=600円、中・小学生=400円。5月27日まで。

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