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那覇の壺屋焼窯元「育陶園」が直売店-「生活を彩る壺屋焼」コンセプトに商品提案

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 那覇・やちむん通り沿いの「壺屋焼窯元 育陶園(いくとうえん)」(那覇市壺屋1、TEL 098-866-1635)が11月11日、同店近くに直売店「kamany(カマニー)」(壺屋1)をオープンした。アンテナショップ「guma-guwa(グマーグヮー)」に次ぐ2店舗目。店名は沖縄方言で「窯の根」を意味し、「壺屋焼の原点に根ざした器作り」という思いを込めた。

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 赤瓦の古民家を改装した店舗の面積は約15坪。白を基調に柱やはりなどを濃い茶色で統一した店内は、木の什器やウッドフロアーなどで演出。畳敷きのレストスペースやインフォメーションコーナーも設ける。内装は、レジカウンターや陳列棚の一部を除き、職人らが仕事の合間に約3カ月かけて改装したという。

 「伝統の技法や古典柄をベースに、現在の生活の中で使える器、生活を彩る壺屋焼」をコンセプトに商品展開を図る同店。唐草や菊紋、魚紋などの古典図案を用い、線彫りかき落としや独自の釉薬(ゆうやく)で仕上げた、伝統的な酒器のカラカラ、ちょこ、汁・飯・そばマカイ(ちゃわん)や皿などをはじめ、フリーカップ、ボウル、ティーカップなどそろえる。そのほか、独自の釉薬とイッチン技法を用いた「渋飴(しぶあめ)イッチン」シリーズを同店限定で販売する。

 企画・販売・業務統括の高江洲若菜さんは「これからも伝統の技法やデザインを基に、いろいろなタイプの器を作っていきたい。今後、家具工房とコラボした空間の提案、ミンサー織り、琉球ガラスといった沖縄の伝統工芸とのコラボ企画なども開いていきたい」と意気込む。

 営業時間は11時~18時。

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