那覇・国際通りに「舞台と地料理の店」-イギリス料理も提供

音楽ライブや、演劇、琉球舞踊などを鑑賞しながら沖縄・イギリス料理が楽しめる(写真=店内)

音楽ライブや、演劇、琉球舞踊などを鑑賞しながら沖縄・イギリス料理が楽しめる(写真=店内)

  • 0

  •  

 「和食わだや」や「はなまるうどん」などを運営する「JCC」(糸満市)は4月25日、小劇場ジャンジャンの跡にシアターを備えたと沖縄・イギリス料理店「舞台と地料理ライラ」(那覇市牧志2、TEL 098-941-5003)をプレオープンした。同社がシアター運営や芸術部門に取り組むのは初めて。

[広告]

 店名の「ライラ」は、19世紀初めに琉球を訪れたイギリス海軍の船名から名付けた。ライラ号の艦長だったバジル・ホールは「朝鮮・琉球航海記」を著し琉球文化を海外へ広く伝えたとして知られる。

 店舗面積は約70坪。席数は約100席。那覇に停泊中の「ライラ号」の船内をイメージした店内は、どの席からも舞台の臨場感が味わえるように後席側はいすを高くし、ロフト席も設けた。「沖縄の文化・音楽・歴史を発信」をコンセプトに音楽ライブ、演劇、漫才、琉球舞踊などを鑑賞しながら、本格沖縄料理やイギリス料理が楽しめる。見たい演目のチケット代やライブチャージ(1,000円~)を支払い、料理やドリンクを注文するスタイルで、演目のない日はスクリーンに映像を流し、通常の沖縄料理レストランとして運営する。

 主なフードメニューは、琉球とイギリスの歴史にちなんだ「バジル・ホールミートパイ」、「フィッシュ&チップス」、沖縄料理では「青パパイヤとハンダマのサラダ」、「夏季限定・モーイの浅漬け」など30種類以上を取りそろる。価格帯は300~600円。ドリンクメニューは泡盛をはじめ、ウイスキー、カクテル約50種なども用意。ランチメニューは沖縄そば、ゴーヤーチャンプルー定食など16~17種を提供する。

 同店の嘉陽田尚行店長自身もアーティストとして舞台に立った経験を持ち、ライラでは公演アーティストのブッキングも担当する。嘉陽田さんは「当店を訪れた一人一人が、21世紀のバジル・ホールとして沖縄のすばらしさを伝える存在になってもらえれば」と話している。

 また、国際通りで実施されているトランジットマイルも意識し「路上でリハーサルを兼ねて公演のアピールを行ったり、地元の方も楽しむために足を運んでもらえる場所になりたい」(嘉陽田さん)などと、街との連携も考えているという。

出演者は、TVドラマ「ちゅらさん2」のエンディングテーマを作曲したミヤギマモルさん、現代版組踊で知られる平田大一さん、琉球芸能専攻の芸大生を中心に結成した民謡グループ「みやらびーず」を予定。

営業時間は、11時~24時(ランチタイムは11時~15時)。無休。グランドオープンは5月25日を予定。

舞台と地料理ライラ

  • はてなブックマークに追加
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース