那覇市歴史博物館で本土復帰40年展-「復帰に至るまで」の過程を中心に

日本本土復帰を「沖縄戦の終結」「アメリカの統治」「基地建設」「通貨交換」「復帰運動の展開」「本土復帰」など時系列で紹介する

日本本土復帰を「沖縄戦の終結」「アメリカの統治」「基地建設」「通貨交換」「復帰運動の展開」「本土復帰」など時系列で紹介する

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 那覇市歴史博物館(那覇市久茂地1、TEL 098-869-5266)で4月21日、日本本土復帰40年展「あれから40年 ~OKINAWAから沖縄へ~」が始まった。

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 同展では、米軍統治化での政治や社会世相、土地闘争、復帰の総仕上げといわれた730交通方法変更、復帰に関連する一連の運動や施策などを写真パネルや当時の資料に加え、展示の理解を深めるためのパネル「復帰展キーワード」などで紹介する。

 展示は、「沖縄戦の終結」「アメリカの統治」「基地建設」「通貨交換」「琉米親善」、「那覇の復興」「文化財の復元」、「復帰運動の展開」「本土復帰」、「東京オリンピック聖火リレー」「若夏国体」「海洋博開催」「730交通方法変更」「その後の沖縄」を時系列で紹介。収容所の模型や収容所内で発行されていた新聞、復帰式典のしおり、復帰当日の新聞、東京オリンピック聖火リレーで使われた聖火、若夏国体の記念皿、海洋博のメダルなど貴重な史料を並べる。

 同館学芸員の外間政明さんは「本土復帰を知らない世代も多い。沖縄がどのような経緯で本土復帰に至ったのか。それを理解してもらうために沖縄戦の終結から統治時代、復帰運動までに重きを置いた展示となった。本土復帰によって変わったもの、変わらないものについて考えてほしい」と話す。

 開催時間は10時~19時。木曜休館。入場料は、一般=300円、高・大学生=200円、小・中学生=100円。6月27日まで。今月9日から6月6日まで5回にわたり、ギャラリー歴史文化講座も開く(定員60人・要予約)。

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