那覇市商工振興課企業立地推進班は11月16日、同市役所市長応接室で「那覇市企業立地促進奨励助成金」の交付式を行い、企業4社に対し伊藝助役より決定通知が交付された。

　同助成金は、新たに那覇市内に立地した企業に対し、一定数の那覇市民の雇用を条件に助成金を交付するもので、那覇市内の雇用と拡大と産業の振興を目的に2000年に創設された。2005年までに26企業に助成金が交付され、那覇市民約2,000人の雇用を創出した実績がある。今回の企業4社で18人が雇用された。

　伊藝助役は「建設、医療、デジタル造形、広告と、さまざまな業種に決定したことにより、新たな雇用の創出、拡大と産業の振興に寄与するものと期待している」とあいさつした。

　交付企業は、建築設備設計やコールセンターのエプコ（安里）、デジタル造形のエムアイシー（泊2）、広告物制作のアイドマ（おもろまち1）、スキンエステの医療法人隆生会（繁多川3）の4社。

　アイドマの沖縄センター長高江洲義秀さんは「福井県にある大手スーパーの印刷媒体制作を一手に引き受けているが、社員全員県出身者で頑張っている。今後フリーペーパー制作受注も決まっており、さらに雇用を増やしていきたい」と話している。