那覇市民ギャラリー(那覇市久茂地1、TEL 098-867-7663)で7月31日、龍賓(りゅうひん)沖縄書道会による書道展「龍賓沖縄書道会選抜展」が始まった。毎年合同書道展を開催しているが、選抜展を開くのは初めて。
同会は、書道家で大東文化大学教授・星弘道さんが主幹を務める龍賓書道会の沖縄支部で、会員は700人を超える。
今回の展示では、沖展会員や準会員、日展や読売書法展などに入選、受賞した会員を対象に24人を選抜。1人4メートルのスペースを使い、会員それぞれが自由な発想と表現方法で作品を発表。行書、楷書、草書、隷書、篆書(てんしょ)など、さまざまな書体を用い、掛け軸や額装などの作品約100点に加え、星教授の作品も特別展示する。作品近くには読みやすい字体に直した釈文も添える。
同会会長の大城碧涛(へきとう)さんは「星先生に2度も添削、選別いただいたため作品の質はかなり高くなったと思う。今年3月、日本芸術院賞を受賞された星先生ともに、今年こうした選抜展を開催できるは二重の喜び」とし、「中国から伝わった書の本質、原点をしっかりと捉えて作品作りに精進している。会員それぞれが個性を生かし、自由な発想でのびのびと作品を作り上げているので、ぜひご覧いただければ」と来場を呼び掛ける。
開催時間は10時~19時(最終日は17時まで)。入場無料。8月5日まで。