首里城公園(那覇市首里金城町1、TEL 098-886-2020)で現在、企画展「椿(つばき)展~琉球漆器に描かれた椿模様~」が開催されている。
椿の花模様を首里城南殿で鑑賞する同展。「椿」は長寿を表すめでたい模様として親しまれてきた歴史があり、琉球王国でも漆器や工芸品に多く利用されてきた。徳川家康から尾張徳川家初代藩主である徳川義直に形見分けされた琉球漆器「朱漆花鳥七宝繋密陀絵沈金御供飯(しゅうるし かちょう しっぽう つなぎ みつだえ ちんきんうくはん)」(復元)や、白色の地色の中に椿が描かれている「白密陀花鳥箔絵盆(しろみつだ かちょう はくえぼん)」などを展示している。
首里城公園事業課長補佐の上江洲安亨(うえずやすゆき)さんは「椿の美しさと琉球漆器や工芸品の素晴らしさを鑑賞できる企画展。椿の模様を楽しんでもらえれば」と話す。
入館料は、大人=800円、高校生=600円、小中学生=300円、6歳未満無料。4月4日まで。